看板百科は頑張る中小商店主を応援します。

この不況の中、中小業者にとって生きるか死ぬかの時に
お得意様を増やしているモータス屋さんがいます。
(全国商工新聞より掲載)


兵庫県 まるさん自動車

さまざまな情報発信で
お客をがっちりキャッチ


お得意様を増やしている!


きっかけは「燃費向上委員会」をお客に知らせることから。

燃費向上委員会とは、燃費を良くし、CO2を削減することを目的に
スタッフが提案しスタートさせたもので、お客にさまざまな提案を発信している。


その中で、最近の提案反応度第一位は 「アーシング」

エンジンルーム内の電装品のマイナス配線を追加することで電気の流れが良くなり
ヘッドライトの照度や燃費性能を改善するなどの効果があるという。


第2位は 「イリジウムプラグ」

通常のプラグよりもエンジンの低回転域から効率よく点火できる。


第3位は

エンジン内部を洗浄する 「カーボンクリーン」
燃料の通路をきれいにすることで、燃費の向上が狙えるという。


車種にあわせたオイルを選び、こまめに交換することも燃費を良くする。
 
そこでまるさん自動車では、お客さま一人ひとりにオイルを保持してもらう
「オイルキープ会員」というシステムもつくり、交換時期をはがきで知らせたり、
いろんなサービスをつけて、お得な価格で販売し、よろこばれている。

そして、会員数は250人を超えている。



社長は「燃費向上委員会」をお客様に知らせることによって、
信頼度が上がりお得意様が増えている」と胸を張っている。


こうした向上委員会の活動は、手作りの情報誌「まるさん通信」で
定期的に会員にDM配布して知らせている。

その数は450通にものぼり、たいへんな作業であるが
会の取り組みや、役立つ情報が載っており 「楽しみにしている」
との反応があったりしてやめられないそうだ。



このような手作りの情報誌を
定期的に450通、会員にDM配布している。



出会いを大切にしたいと2年前からは、お客様やつながりを持った人に
手書きで、はがきも送っている。

今年は1300枚のはがきを出した。

「日々の出来事や感動したことなどをつづっている。 人のつながりが
希薄になっている時代だからこそ大切なこと」 と力をこめて話す。

また、これとは別に、地域に貢献しようということで 
無人駅のトイレ掃除、毎週水曜日は県道の道路脇の掃除もしている。

こうした活動を社員全員ですることで 「チームワークづくり」 になっているとのこと。



上記記事は、
なるべく正確に伝えようという意図の下に
まるさん自動車、全国商工新聞社の了承を得て、
新聞の内容をほぼ書き写したものです。



--------------編集後記--------------

商売は 「相手の要求をかなえる」 という、人とひとのお付き合いである。
お客の要求をつかみ、かなえる方法を発信していくことで、それは広がっていく。

出来た結びつきを大切にするためには
仕事とは関係ないことがらも発信していい。

発信の仕方にはいろいろある。

手紙やFAX、メールなど・・・。

ここで、ちょっと手前味噌ではあるが
忘れてほしくないのは、 「看板」 である。

看板は取り組みを、手堅く応援してくれる
心つよいスタッフである。

「のぼり」 も同様に、活気付けてくれる
強いたしかなスタッフである。

これら情報は発信し続けなければ、効果はない。
上記「まるさん通信」も5年前から発信している。

情報発信には、
それなりに経費もかかり労力もかかります。

大変ではありますが、それは

お客様をがっちりキャッチする確かな力と
なるという証明がここにあるんです。

参考にしていただけたら、うれしく思います。