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「お客様の望みに対して、なにを提供したらよいのだろうか」
まず、お客様の望みとはなんぞや ですが、
望みというものは、コロコロ変わるんです。
人間の 心コロコロ 七変化
笑作 マエダ企画 m(**;)m
これが望み、という決まった形は、ないのです。
突き詰めていけば
コロコロ変化する現象が、あるだけなのです。
( これって意外と気づかないんです。)
まず、このことを認識しておきましょう。
だから、心ばかり見ていると、ふりまわされてしまい
本質が見えなくなってしまう事もあるので、背後に在る
変化させるモノ事も見なくてはなりません。
(そのモノ事と心が、どのようにつながっていくのかを読むのが
経営戦略であり、経営者の重要な仕事でもありましょう。
そこを押さえながら、話を進めてまいりたいと思います。)
心を変化させるモノ事
さて、心を変化させるモノ事って・・・
なんだろう・・・?
わかりませんか?
答えは説問の中にありますよ
モノと事です。
モノとは、カラオケやテレビゲーム、パソコン、携帯電話などのような
科学の進歩によって作り出されていくモノのことですが、
自然物以外は全部、人工的に作り出された生産物です。
企業が生産設備を使って生産物を生み出し、消費者に消費されていくモノです。
つまり、モノとは企業の生産物のことなのです。
これが 「望み」 を変化させるモノなのです。
そこらへんのいきさつを、ちょっと考えてみたいと思います。
(堅苦しいかもしれませんが、お付き合い下さいね。)
カラオケが変えた心とは・・・
まず、カラオケから行きましょうか。
カラオケの発明は、酒席の雰囲気を、変えてしまいました。
それまでは、チビリチビリと、盛り上がっていったところで、歌が始まり、
みんな手拍子で、リズムに身体をゆらしながら、
共に歌い、パチパチとやっていました。
そこへ、時々、ギターを持った、流しのお兄さんがやってきて、、
「おう、お兄ちゃん、一曲たのむよ」 と、
お金をはらって歌わせる歌に、聞きほれていたのです。
(あの北島三郎も、流しから、はいあがっていった
たたきあげの演歌歌手の一人なのです。)
そんな光景は、夜の街々から消えていってしまいました。
エコーの効いたカラオケの前では、みんなが、エンターテイメント。
歌いたくて、歌いたくて、マイクを持ったら話さない人もいますよね。
酒席の場では、「何とか酒」 というような趣がなくなり、
ガンガン響くカラオケに酔いしれて、ひと時のヒーロー、ヒロインを
味わいたいというように心が変わっていったのでした。
でもまあ、最近は道路交通法が極端に厳しくなって、カラオケも
少し、下火になってきたような観がありますね。
テレビゲームが変えた心とは・・・
次に「テレビゲーム」の発明は、子供の性格を変えました。
外で走り回らなくなり、家の中でゲームに夢中になりました。
次から次へ出てくる、新作ゲームが欲しくて、
店の前には、行列が出来るほどです。
お正月でも、外の遊びは(凧揚げ、駒回し、なわとび等)はしなくなり、
新しいゲームを買ってきて一日中、ゲームをしています。
パソコンショップ、本屋さん、おもちゃ屋さんには
ゲーム攻略法だとか、人気キャラクターグッズのような副次品が、あふれています。
ゲームであそんだ子は、大きくなってもゲームが大好きです。
それは、思いがけずにも、体力、コミュニケーション能力の低下、
活字離れ、という問題を引き起こしました。
多くの若者に、社会に溶け込む心、大切な「社会性」が
失われてしまったように見えます。
もう、いろいろ変わってしまった・・・
パソコンにいたっては、もう、基本的に社会構造が変化するほどの
大影響をおよぼし、政治、経済、文化の形を革命的にかえてしまいました。
描ききれないくらいのものがあり、皆さんも実感していらっしゃることなので
あえて、申し上げません。
携帯電話の普及も、仕事や人間関係、生活のリズムを変えました。
そこらへんのいきさつも、皆さんもご存知だと思います。
携帯電話は、いつでも、どこでも、誰とでもというコミュニケーショングッズとして始まり
ドンドン進化してきて、インターネットやゲーム、音楽、カメラ、GPS、銀行振り込み
各種チケット機能など、その先はどこまで行くのか、ここでは予想できませんが
情報社会の必要必須アイテムとして、まだまだ進化していくことでしょう。
今後、何が心を変えていくのだろう?
この携帯電話と同時に、注目すべきは「光・デジタル」です。
一本の光ファイバーの発明が、大きく時代を変えていこうとしています。
家庭、企業、各施設とが光ケーブルでつながり双方向で
やり取りが出来る時代はもうすぐそこまでやってきています。
2011年、テレビがデジタル化され、まさに光通信時代の幕が
降ろされようとしているのです。
おそろしいほどの変化が現れることでしょう。
その中で、環境という視点は絶対必要です。
車交通量、エネルギー使用状況を把握管理するために
車に各種のセンサーが搭載されるでしょうし、
家庭、企業の光熱機器にもセンサーが付き
ネットワークされ集中管理されていくことでしょう。
CO2大幅削減は、ネットワーク化され集中管理された状態でこそ
可能なのではないかと思います。
その集中管理する導線が、光ケーブルです。
パソコン、携帯電話、光通信の三種の神器は
これからの時代が、情報社会であるということを
如実に物語っています。
ユビキタス ・ スマートグリッド
の言葉を最近耳にしませんか?
その行く末が、はたしてどうなっていくのか。
いまのうちに考えておかなくては、これからの経営に支障をきたすことでしょう。
科学、テクノロジーの進化は、生産設備に導入され、
新しい生産物を、市場に登場させてきます。
新しい商品、サービスが出まわります。
それらを見て、いいなあ、欲しいなーと消費者は思って行くようになるのです。
こうしてみますと、心を変化させる大本は、科学の進歩であり、
企業の創り出す生産物つまり「モノ」である、
ということが、お解かりになるかと思います。
そして、その科学の進歩が、どんな企業に応用されていくのか、
そこから生産されたモノがどのように人の心を変え、
私たちの業界と、どのようにつながってくるのか、
難しいことではありますが
関連付けて考えることが、戦略を構築する上で、必要なことなのだと思います。
いかがでしょうか。
次に 事 について考察したいと思います。
事 には自然現象と社会現象とあります。
興味のある方は次のページへどうぞ。
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